矢沢永吉、トークショーで40年のロック人生振り返る

矢沢永吉が本日8月1日にニューアルバム「Last Song」をリリース。これを記念して「矢沢永吉 NEW ALBUM『Last Song』リリース記念スペシャルトークイベント」が東京・SHIBUYA TSUTAYAで実施された。

会場には熱狂的なファンが多数集合し、矢沢が登場すると熱い“永ちゃん”コールが巻き起こった。薄いパープルのシャツとブラックジーンズというラフなスタイルで現れた矢沢は、「今日は暑い中、どうもありがとう」と観客の声援に笑顔で応えた。
トークショーでは、まず最新アルバム「Last Song」について言及。本作ではライブ感をキープするために一発録りを重視し、「1曲目『IT'S UP TO YOU!』のレコーディングはほとんどライブのようだった」と語る。さらに音の細部の細部にまでこだわりつつも、ラフな仕上がりに聴こえるように制作したことについても明かした。

デビュー40周年の話題になると、会場から熱い拍手と「おめでとう!」と声援が飛び交う。そしてキャリアの中で印象的だった出来事について、「やっぱりキャロルを解散して1人でやっていくことになったときだね。眠れなかったよ、3週間くらい。できるのかな?って」と当時の心境を話した。「あと、(1978年の)後楽園球場のライブを終わらせたとき。満員で成功させたのは良かったけど、それから何していいかわかんなくなっちゃったんだ」「それでアメリカに行ったんだ。本当は逃げるようにね」と語り、会場のファンを驚かせた。しかし、そのアメリカでTHE DOOBIE BROTHERSと出会い「ワオ、世界にはこんなにすごいやつがいるのか!?」「『何やっていいかわからない』なんて言ってる場合じゃないよ。『オーマイゴッド!』って思ったんだ」と熱っぽく語った。

最後に9月1日に神奈川・日産スタジアムで行われる矢沢永吉のデビュー40周年記念ライブの「BLUE SKY」というタイトルについて「最初はピンとこなかった」と告白。しかし、命名した糸井重里に「最近の日本は震災やらなんやらで暗いことばっかりでしょ。だからこの夜(9月1日)の先には、明るい『BLUE SKY』があるって言いたいじゃない? それができるのは永ちゃんだけだよ」と言われたことで、このタイトルに決めたことを明かした。さらに、ライブの内容については「僕のこれまでのキャリアを振り返るような1日になったらいいなあと思う」と話し、ファンを喜ばせた。

なおTSUTAYAでは、矢沢永吉の50曲におよぶライブ映像と10パターンのMCの中から合計10シーンを選んで自分だけのベストライブDVDを制作することができるオーダーメイドDVD「MY LIVE -SPECIAL COLLECTION-」の受付を特設サイトで行っている。
